1年ゲーム
それにしても…弘也がNO.1とは…。
「なんでここに?」
「おっとそれは企業秘密。」
『…助かる。奨君』
「いやいや。…では最高の一時を。いや…一年か。」
『ありがとう』
「弘也、私服に着替えろ。これから1年はここに来なくていい。その代り、この人と、共に過ごせ。」
そう言って奨君はこっちを見て何かの鍵を渡した。
『よろしくね。』
「あ…うん。」





家について弘也は予想通りの質問を投げかけた。
「ねぇ、これどうゆう事?」
『一年間、あたしと一緒にいてもらう。あたしは弘也を落とす。それが、うちの社長のあたしへの課題。弘也はあたしを落とせばいい。』
「……ハ?」
『それより、そっちは?なんでホストなんか。』
「それは…言えない。」
『…そっか。』
あたしも同じようなもんだ。これ以上言いない。
「…てか俺美都の前でホスト演じ…―――・・・」
あたしは言葉をさえぎる。
『ちゃんとホストを演じて。分かる?これはゲームなの。期限付きの。』
「・・・…分かった。俺も美都を落とすように頑張るよ。」
『よろしくね。』
「うん。」
< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop