蜃気楼。

HRが終わり、
みんなが次々に席を立って行く中、
一人、残るのはいつものこと。

ガタンッ

席を立った瞬間、
予想以上に大きい音がした。

乱れた椅子をしっかり机になおし、
軽く机を並べて教室を後にした。

靴箱までいくと、
いかにもギャルです!!!
って感じの女の子のグループが集まっていた。


「はぁっ。」

思わず、溜め息が落ちる。



< 5 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop