Steward of Devils duck
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「ふっ………あははははははっ!!」
「なっ。千仮大丈夫か!?遂におかしなったか!?」
朱音は、ギョッとして俺のほうを見た。
「は、失礼な奴だな。お前。」
決して俺はおかしくなったわけじゃない。
只面白くて仕方ないだけだ。
「………あの人間。………面白い。気に入った。」
ニヤリと笑うと、朱音の顔は盛大にひきつる。
「まさか、あの邸に招き入れようなんて………。」
「そのまさかだ。」
今度はうんざりしたような顔をする朱音。
「やっぱりな………。」
眼鏡の少年名無阿弥陀仏~なんて手を合わせる朱音。
「あの丸眼鏡、《堕天使》をなんて言ったと思う?面白いだとよ。」
「面白い?人間にしては変なやっちゃな。」
普通の人間がアレを読めば、わからないと言う。
異邦の者がアレを読めば、悲しいと言う。
それをあの丸眼鏡は面白いと言う。
しかも、俺にあそこまで言った人間は初めてだ。
「やっと見つけた玩具だ……。」
せいぜい楽しませて貰う………。