Steward of Devils duck



僕は、こう言ってはなんだが 超がつく程の貧乏である。



僕の部屋は、他の部屋よりとりわけボロいが、その分安くして貰っている。



齢18にしておよそ1000万の負債を抱えこむ僕は、高校にも通わず 働く日々。



働くといっても、そんな学校にも通ってない18のガサツ女を雇ってくれるところなんてそうそうなく、バイトという形で幾つも掛け持ちし、交通整備やらスーパーで働いたりしてる。



もちろん、そんなんで借金は減るはずもない。



生活は毎月火の車。極限の節約生活をおくっている。



唯一の助かりは、この『菫荘』スミレソウ、ボロいくせにセキリュティーにはお金をかけていること。



これで、借金取りのアヤシイお兄さんも入ってこれまい。



一つ難点なのが、この『菫荘』 変人が多い。



………ん?僕も変人なのか?



ちなみに、大家さんは今現在僕に怒鳴っている、霧森 清香 様々である。



元々お嬢様らしいが………。



「璋ッッ!!聞いていますの!?」



「ヒィィっ!!ごめんなさいっ!」



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