Steward of Devils duck
「教えてくれたって良かったじゃないですかぁっ!!」
「んー、だって、君、お母さん、に、悪態つく、から??」
「何がお母さんですかっ!!」
この、見た目サーカス野郎っっ
と内心罵りながら、僕は階段をかけあがり、準備をして、階段を転げ落ちるようにくだり、玄関の前で画材を持ち目を丸くしている朔夜さんの横を通りすぎ、そのまま玄関を出た。その間わずか五秒。
「璋くーん、転ばない、ように、ネ。」
死神さんは白いハンカチを取り出して、手を振っていた。
「………あんなに急いで、危なくない?」
「んー、心配、です、ネェ。」
僕が出てった後、朔夜さんと死神さんの言葉に、うなずく中山さんがいたそうな。