桜が咲く季節も。
*プロローグ*
「あたしの夢はね、宏くんの…―...」
もし、この続きをあのとき話していたら、あたし達は今も一緒にいられたのかな?
ねぇ、宏くん。
いま、何をしていますか?
あなたから見たあたしは、いまも笑っていますか?
逢いたいよ、寂しいもの。
宏くん、傍にいたいよ…。
でも、叶わないから。だから、あたしは前を向く。
あなたの大好きな、あたしの笑顔を、あなたが居る世界へ…。
だから、忘れないで。
これからも、ずっと、宏くんが大好きだから。
桜の花びらが散ったいまも、あたしはあなただけを、ずっと…
「愛してる」