先生、大好き!そしてありがとう!‐ミサンガに願いをかけて‐
暇潰しに入るか!

「あっじゃあ入ります!」

「入ってくれる?ありがとう」

「いいえ」

「今日の13時に格技室に集まることになってるんだけど大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

「ありがとね、じゃあまた後で」

「はーい、失礼します…」

そういって電話を切った。

そう、これが私の恋の始まりでもあった。

山本先生は、決してカッコイイとはいえないけど、かわいいタイプの先生。

ちょっと頼りなさそうなとこも母性本能をくすぐられる。

恋なんて、不登校だった私にはすることのないものだって思ってたよ…
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