先生、大好き!そしてありがとう!‐ミサンガに願いをかけて‐
「さっ沙希ちゃん!?どうしたの?」

「や…ま…もと先生呼んでもらえますか?」

「山本先生ね!ちょっと待ってて」

あたしは廊下にしゃがみこんで涙を拭いた。

でも拭いても拭いても涙が溢れ出す。

「岡田さん!?どうした?」

「せんせ…」

「とりあえず図書室行こう!今は誰もいないはずだから」

「うん…」

あたしは先生と図書室に行った。

椅子に座ると先生は頭を撫でてくれた。

「ありがとな?俺なんかを頼ってくれて」

「先生忙しいのにごめんね…」
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