先生、大好き!そしてありがとう!‐ミサンガに願いをかけて‐
「なんかあったんだろ?その涙」

「喧嘩しちゃって…小学校からの友達と…悪口言われて…苦しくて…逃げちゃった…」

「悪口言われたん?」

「メェルでも…直接でも…」

「メェルみせてみ?」

あたしは携帯を先生に渡した。

先生はメェルをみていた。

「…あんまりだな…ん?」

険しい顔をしていた先生がにやっとなった。

「途中からメェルみてないだろ?」

「えっ?」

「ほら」

そういって先生はあたしに携帯を渡した。

メェルをみると…

“沙希ごめんね”

“沙希大丈夫?”

“メェルみたら連絡ちょうだい”
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