溺愛キング
その頃翼たちは、、、


「翼、どーしたの?今の電話藍飛から?何かあった?」

「……どーしたもこーしたもねぇ。大変だ。こんなことしてる場合じゃ…」


ベットに寝っ転がっていた翼は勢いよく起き上がった。


「なっ何?」

「矢耶が居なくなったって」

「へっ?!何で?!」

「分かんねぇ。とにかく何かあったんだろうな。あいつ焦ってた。探せって、、、」

「じゃぁ早くみんなに知らせなきゃ」

「そーだ!連絡入れねぇと」


二人とも身支度をしだした。


「俺だ。矢耶が居なくなった。手分けして探せ。何かあったら連絡してこい。あぁ、傘下のやつにも頼む。じゃぁ」

「みんなこんな時間だからびっくりしたんじゃない?」


ジャケットに袖を通しながら海亜は電話を終えた翼に言う。


「いや、矢耶が居なくなったことにびっくりして叫んでた」

「やっぱそっちか!藍飛もよくも矢耶にやってくれたわね。しばかなきゃ、気が済まない」

「まぁまぁ、海亜ほどほどにしとけよ。藍飛いつも以上に焦ってたから。いつものあいつじゃなかったしな」

「ふんっ自業自得!日頃の行いがわるかったの」

「とりあえず、俺らも探しに行くぞ」


翼はバイクのカギを握りしめ海亜と一緒に探しに行った。

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