溺愛キング
『ストーカー?』

「違う違う!俺らはそんなことしてないからね?」

「まぁ、ストーカーさせてた、の方が正しいわね」

『えっ!』


翼と海亜の会話についていけないよ!


「海亜ちゃんは手厳しいね〜」

「翼」

「ごめんごめん、海亜」

「まぁ、いいわよ。で、あんたは何で来たのよ」


海亜は藍を顎で指した。

藍はさっきから黙ったまま。


「来たら悪いのか?」


やっぱり藍は機嫌が悪いみたい。


『藍…』


藍を見るとやっぱり恋しくなる。


「海亜、お前はやりすぎだ」

「なによ、藍飛こそ矢耶に言うことあるんじゃないの?」

「俺の身にもなれ。守れるもんも守れねぇだろ」


二人共、話が噛み合ってない。
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