溺愛キング
『上がったよぉ』


髪をタオルでふきながらリビングに入った。


「やっぱその色可愛かったねー」

『うん!多分、海亜にぴったりの色だと思うよ!』

「も〜矢耶の方が可愛いわよ」

『えへへへ』


海亜が座っている横の椅子に座った。


「矢耶、それ海亜とおそろなの?」

『うん!可愛いでしょ?』

「海亜が着たら萌えるね」

『うわっ翼!今の発言やらしー』

「そう?」


翼って、変態だ。

藍と一緒で変態だ!


「矢耶」

『ん?』

「俺を藍飛と一緒にしないでくれる?」

『んん?!』

「俺は変態じゃなくて、エロいんだよ。普通に口から漏れてたよ、今の言葉」

『えっ!』

「俺は藍飛みたいなムッツリじゃないからね」

『ん?!』

「海亜をどうやって鳴かすか、いつも考えてるから」


ボンッ!!

っと音が鳴るくらい顔が赤くなったのが分かる。

つ、つ、翼!

矢耶には刺激が強過ぎるよぉ。

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