溺愛キング
『可愛い…もっと聞かせろ。』


「んー!
あぉ…………息でき……な………ぃ………ょ………」


夢中でキスをしてたら矢耶がほんとに苦しそうに目をぎゅっと閉じて俺の首に腕を回した。

矢耶がこういう時に腕を首に回すのは2パターン。

もっと、とねだる時か…

ちょっと待ってと、止めてほしい時だ。

今は明らか待ってほしい時だな。


『大丈夫か?』


キスを止めて頬をなめる。
手をだんだんと下に滑らせて矢耶のショーパンのボタンを外しジッパーを降ろした。


「藍って変態っ」


両足にぎゅっと力を入れ閉じ様とする。


『なんでだよ。』


それを許さない様に足の間に俺の足を入れる。


「だって、息できないって言ったのに!」

『だから止めたじゃねぇか。矢耶お前はほんと俺を焦らすのが上手いな。俺もう切羽詰まってんだよ。余裕とかねぇし。矢耶〜』


矢耶は俺の肩に顔をうずくめたまま

俺の話聞いてるか?

また手を動かそうとした。
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