執事様、優しく教えて!
始まりのKISS
梗弥は床に膝を立てて
ソファーに座った、私の目線に合わせてくれた。
そして、梗弥は、さっきまで笑った顔をしていたのに
急に真剣な顔になった。
「ひより様‥」
「なぁに?梗弥」
「私と、恋をするというのは
どうですか?」
「え?」
今までに聞いたことの無い
心に響くとても優しい
梗弥の声にびっくりした。
「私がひより様の恋のお相手です
歳の差も10位なので、何とかなるでしょう。
私では、お嫌ですか?」
「私が梗弥と恋をするの?」
「はい」
梗弥と、恋…。
うーーーん…
そういえば梗弥も男の人だよなぁ
それなら街へ行く必要もなくなるかぁ
梗弥なら気心も知れてるし
なるほど、それも、いいかも!
「うううん、嫌じゃないよ
私、梗弥と恋をするよ!」
「ありがとうございます。
では、決まりですね」
「うんっ!でどうやって?
どうやったら、恋が始めれられるの?」