最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に
「美衣は、大丈夫」


顔を上げると、カイトは、


今日ここで見たような、天使のように優しく微笑んでいた……。


「本当……?」


その“大丈夫”っていう言葉になんの説得力もないってわかってる。


けど、今はカイトを信じるしかない。


カイトのいう『美衣は』っていう言葉の意味も、そのときは何も考えてなかった。


「美衣のサイズ、好き」


「えっ?」


カイトは、私をもう一度抱きしめた。


「この抱き心地、最高~。あぁ、これでもうちょっと成熟してたら……」


「……ハイ?」



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