最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に
体育の創作ダンスぐらいしかできないよ?


見てる人がいないとはいえ、ジャンルが違いすぎるよね。あまりにも、お粗末。


「リズムにのって、適当に身体動かせばいーからさ。楽しいぜ?」


なんて言ってくる。


ムリ……。


恥ずかしいし、本当にその“適当”がわかんないから。


仲のいい友達とカラオケに行っても、友達が踊ってるあのノリにさえついていけないのに……。


しょぼんとしてると、カイトが私の背中をポンと叩いた。


「なんてな。実はさ、ここに来たのは踊るのが目的じゃねーの」


「え?じゃあ他になにかやることがあるの?」


「あぁ。オレのダチがここでDJやってるから。……最後に、挨拶しとこーかと」


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