最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に
「…余計なお世話です」


「だな。あ?彼氏以外には触られたくな~いってか?」


からかうように言われ、ちょっとカチンとくる。


「そんなんじゃないです。馴れ馴れしくしないで下さい…」


「そーですかい、悪かったな。あ、そーだ。あのマフラー、本当に魔法のマフラーかも」


「えっ?」


「なくしたと思ってたオレのマフラー…、店のロッカーから出てきた」


そう。さっきから気になってた。


私があげたマフラーはせず、彼の首には違うマフラーがつけられていたから。




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