【COLORS②】1/2あっぷる!
「迎えに……って!!!冗談じゃないわよ!!!」
もうあの『世界』には戻らないって決めたんだから!!!
私の断ることは想定内だったのだろうか。
その少年は少しも動じることなく、寧ろ私に近づいてきたのだ。
「やっぱりね……そう言うと思ったよ。それじゃ――」
彼は何かを取り出り出した。
……ペンダント?
「これを見てもまだそんなこと言ってられるかな」
「――『王家の紋章』」
確かに刻まれている、王家の証。
それじゃ、こいつは妖魔界のプリンスっこと?
「君が思っている通りだよ。君は僕に逆らえないんだよ。クラリスちゃん」
「……ちゃん?!」
こいつ――いや、この方はまさか、
「もちろん俺は君の秘密も調査済みだよ!」
「あなたの目的は何?」
権力を行使して人の弱みを握って揺さぶるなんて最低!!
例え命を落とすことになったとしても、
こんなやつのいうことなんか聞くもんですか!
「僕の目的?さっきから言っているだろ、君を迎えに来たって」
「だから~っ!!!」
「僕と君は結婚するんだよ」
な、な、な、何~~~っっっ!!!!!
もうあの『世界』には戻らないって決めたんだから!!!
私の断ることは想定内だったのだろうか。
その少年は少しも動じることなく、寧ろ私に近づいてきたのだ。
「やっぱりね……そう言うと思ったよ。それじゃ――」
彼は何かを取り出り出した。
……ペンダント?
「これを見てもまだそんなこと言ってられるかな」
「――『王家の紋章』」
確かに刻まれている、王家の証。
それじゃ、こいつは妖魔界のプリンスっこと?
「君が思っている通りだよ。君は僕に逆らえないんだよ。クラリスちゃん」
「……ちゃん?!」
こいつ――いや、この方はまさか、
「もちろん俺は君の秘密も調査済みだよ!」
「あなたの目的は何?」
権力を行使して人の弱みを握って揺さぶるなんて最低!!
例え命を落とすことになったとしても、
こんなやつのいうことなんか聞くもんですか!
「僕の目的?さっきから言っているだろ、君を迎えに来たって」
「だから~っ!!!」
「僕と君は結婚するんだよ」
な、な、な、何~~~っっっ!!!!!