星の光る夜空の





光汰がそう言うと紗良は幼く無邪気に笑った。
光汰はそんな紗良を見て心が温かくなった。


『♪♪♪♪』


紗良は、光汰の家に向かう途中ずっとごきげんだった。


つないだ手を上下にしながら、光汰よりも一歩前を歩く紗良。


兄弟のいなかった光汰は、まるで妹ができたような気分だった。


そして、2人は光汰の家についた。


ガチャ。


玄関のくつを確認して家に誰も居ないことを確かめると紗良のくつを持ち、2人は階段を上り二回の光汰の部屋に向かった。


紗良を絨毯の上に案内していると、お腹がなった。


そういえばさっきからお腹が鳴り続けている。あっそうか〜ご飯食べてなかったんだ。


『紗良は夕ご飯食べたの?』


すると、紗良は自分のお腹を光汰の顔にくっつけた。



ぐぅ〜。



『食べてないって言えばいいのに。♪』
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