星の光る夜空の


その後2人で夕ご飯を食べた。


あんまりお腹がいっぱいとまではいかなかったが、2人で1つのものを分け合うことに幸せを感じた。


少しするとママが帰ってきた。


紗良にはとりあえずクローゼットに隠れてもらい、光汰はママの様子を見に行った。

『ママお帰り。』


『ただいま。もう寝る時間よ。』


『はい。おやすみ』


光汰はすぐに自分の部屋に駆け上がった。

『紗良もういいよ。』


しーん…


あれ!?
ゆっくりとクローゼットのドアを開けると、きっと疲れたのだろう、紗良は小さく寝息をたてて眠っていた。


どうしよう…布団で一緒に寝たら朝ママに紗良がいることが知られてしまう。


しかし、このままクローゼットの中で寝かせるのも不安だ。
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