白神





「貸して。」



「え………。うん。」



クレーンをあらゆる方向から見る。



コイツが取ろうとしてたのは、あれか。



「………。」



慎重に狙いを定めてボタンを押す。



うさぎの首吊り状態。



クレーンはそのまま動き、取り出し口へ。



ストンと落ちた。



「ホラ。」



彼は感激したように、目を潤ませた。



「ありがとう!いやー君がそこまでいい人とは思わなかったよー。」



どういう意味だ。





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