そら色
この駄菓子屋さんは、私が小さい頃から毎日のように通っている。
通ってるうちに、仲良くなって、今では家族のような存在なんだ…。
「今日も?ご苦労様♪」
「いいえ~。楽しみですから♪」
おばさんに挨拶して、あの場所に向う…。
駄菓子屋さんの、近くにある、小さな野原。
一面に向日葵が植えてあって、
とっても緑溢れているところ。
そこの、ちょっと上がったところに、
小さなベンチと、小さなスイートピーの花が植えてある。
今日先をとられちゃった…。
白いベンチに座っている、同い年ぐらいの男の子…。
「こんにちは…。いい天気ですね…。」