そら色
「お…おおおおはようございます……」
少し汗を掻きながら、精一杯しぼりだした言葉…。
その中に、ありがとうも入っている、
特別な言葉…。
小森さんには伝わったのかな??
周りの人はポカーンと口を開けたまま、
私の事を見ている…。
「ちょっ!!!そらって、こいつの友達なの??!」
「ええええ~!!!信じられない!!!こんなやつの??!」
「冗談はなしだよ~!!!」
なんて言って小森さんの背中をバシバシ叩いている。
「冗談じゃねーよ…。少しは人の気持考えろよな…」
真剣な目で、皆に話しかけている…。