そら色
ゆっくり目をあけると…
「り…凛???!!なにすんだよっ!!!!」
「もうやめな?今殴ったら後悔するよ?」
小林 凛さんだ…
クラスで、一番男の子っぽいくて、誰でも頼れる存在らしい…。
「見なかったことにするから。もういいでしょ?」
「……っ!!!!」
そして私を取り囲んでいた女の子達は、
パタパタとどこかに行ってしまった…。
こ、ここはお礼を言うところだよね。
「あ、ありがとうございます…。」
「別に…。礼を言うんだったらこの子にいいな。」
陰に隠れていた女の子が、ひょっこりと顔を出した。