そら色

しかもこんな地味でお化けみたいな女の子…



誰も友達になろうとも思ってくれない。





気が付けば、学校の校門の横に


『入学式』




の看板が…。





大きく深呼吸をして、1歩踏み出す。






やっぱり。





前髪で周りが見えなくても、感じる視線…。





はぁ…




中学と同じ。





この高校生になっても同じで、




変な視線が、私に突き刺さる…。





気にしない、気にしない…。




そう心で呟いて、クラス分けが貼り付けてある掲示板に…。




色んな人が道をあけて、不思議な目で私を見る…。





< 5 / 36 >

この作品をシェア

pagetop