そら色
しかもこんな地味でお化けみたいな女の子…
誰も友達になろうとも思ってくれない。
気が付けば、学校の校門の横に
『入学式』
の看板が…。
大きく深呼吸をして、1歩踏み出す。
やっぱり。
前髪で周りが見えなくても、感じる視線…。
はぁ…
中学と同じ。
この高校生になっても同じで、
変な視線が、私に突き刺さる…。
気にしない、気にしない…。
そう心で呟いて、クラス分けが貼り付けてある掲示板に…。
色んな人が道をあけて、不思議な目で私を見る…。