地味子の初恋
お昼休みになり、鞄からお弁当を取り出す。
「栞!お昼食べよう。春斗も入れてさ」
春斗君とは、葉南に最近出来た彼氏だ。
申し訳ないけど、あたしは他に友達がいないから一緒にお昼食べさせてもらってる。
「うん、ごめんね。二人の邪魔しちゃって…」
「何言ってんの!」
葉南は笑って、あたしの背中を叩いた。
そんな葉南の笑顔を見て微笑んだ。
そんな時、目の前にいる人に気づき視線をあげれば
三沢さんがいた。