トナリの無口くん


あまりにも驚いた小川は机に足をぶつけた。


「いて〜〜〜!!!!」

小川、パニクりすぎだろ………


「のののののの野口がっ??!!!あの野口がっ??!!!!ありえへんやろ!!!」

「それがありえちゃったんだよね」

そりゃああたしだって、最初は驚きましたとも。

でも、野口は、そう思ってる。



「ボク、野口の口から、友達がほしいなんて聞いたことないで」

「友達がほしいってか……小島にホントの自分を見せるかもしれないんだってさ」


「それって、野口ん中では、完璧友達ほしいって言うてるもんと同じやで!!!」

まぁ、そうなるだろうね。





すると、小川は驚いた顔から、笑顔へ表情を変えた。
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