トナリの無口くん

すると、小島は何故か、あたしたちの方に近づいてきた。

なんでだぁ……???



「ぃよっ!!!!野口ぃ!!!」

「えっ??!!!」

は????

小島、今……


野口にあいさつしましたか????



あたしは、ビックリした。


でも、えっ、って言ったのは、あたしじゃない。



野口だ。


野口も、意外だったのか、どうしていいか分からないと言ったように目をパチクリさせていた。


そんな野口はお構いなしに、小島はひとりで話を進める。



「なんやぁ〜〜野口!!!なんか反応してくれって!!!!」

小島は野口の肩をバシンと叩く。



え、ちょっ………



なんでいきなりなれなれしくなってんの〜〜??!!!
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