トナリの無口くん


「え、いや……」

野口はかなり戸惑っている。

いくら仲良くなりたいとは言っても、こんないきなりだったらねぇ……




「おっす♪高原」

「………小川!!……ちょっと、あれ見てよ」


やっと登校してきた小川に、あたしは戸惑いながら言った。



「あれ??小島やん。野口と………ええ〜〜〜っ??!!!!」

小川も意外だったらしい。



みんなが驚くなか、小島はさらに衝撃的な発言をした。




「なんやね〜〜ん。野口ぃ、友達を無視すんのかぁ???」


「「「え〜〜〜〜っ??!!!」」」


あたしと小川と野口は声を揃えて叫んだ。


もういきなり……



友達になっちゃうの??!!!
< 132 / 187 >

この作品をシェア

pagetop