トナリの無口くん


「じゃあ質問変えるわっ!!!なんで野口と友達になったん??!!」

あまりの驚きのせいか、なんでもバンバン質問する小川。

あたしと野口は、なんだか、何も言葉を発することも出来ない。




「そ〜〜んなの、友達を作るのに理由なんてないじゃん???」

小島は、なぜか誇らしげだ。

かっこつけてるつもり??

誰もかっこいいなんて思ってないから……

っていうか、そんな事考える余裕ないし。




「……と言いたい所だけど、実は理由があるんだよね」


「えっ???なに」

小島の言葉に真っ先に反応したのは野口だった。


野口は、小島がいきなりなれなれしくなって、嬉しいのかな……???

それとも、話がうますぎて、ついていけない??

それとも、なんだかつまらない???



小島はフフンと笑って、またまた誇らしげに言った。





「それは………野口がおもれー奴だからなのだぁ!!!!」



………はぁ………????
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