トナリの無口くん


「意味わかんない」

あたしは思ったことをそのまんま口にした。


「えっ??!!だって野口おもれーじゃん。おもれー奴とは仲良くなりてぇじゃん???」


こいつ………

わっかりやすいというか、お子様というか……


うん、わかった。


こいつはアホなんだ……



「だって、オレってちっとも面白くないじゃん??クールだから」

小島はウインクをしようとした。

しかし、小川みたいにキレイにできなくて、ほとんど両目をつぶっている。


……っていうか……

小島がクール????
どこが。


面白くない???

……それは当たってるかも知れない。





すると、またもやお約束の用に、笑い声が隣から聞こえた。




「アハハハハ!!!!!おっ………小島がっ………!!!クール???な…なんで…っ!!!アハハハハ!!!!」
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