トナリの無口くん
波乱の5人6脚
「みんなぁ〜〜!!!」
大きな声で叫んで、小島が教室のドアを勢いよく開けた。
「小川く〜〜ん!!!野口ぃ!!!」
小島がこっちに向かってくる。
っていうか、小島って、小川にくん付けするんだっけ????
今までそうだったっけ??
……きっとノリだろうな。
「なんやぁ???何があってん」
小川が首を傾げる。
野口は、何も言わずに、顔だけ小島の方に向けた。
「みんな、聞いてくれぇ!!!あんなぁ………」
小島の目はキラキラしている。
何がそんなに嬉しいんだろう………???
あたしたちは、小島をじっと見た。
「お楽しみ会やるんだってよぉ!!!!!」
「…………」
だから………
何???