トナリの無口くん


「言っとくけど、あたし野口のこと好きじゃないからね」


「あっ、そうやったん??」

小川はやっぱり勘違いしてた。



まったく………

誰のために野口と仲良くしようとしてると思ってんだよ。









「まぁ、なんだってええわ♪♪♪明日はマーチングの練習やで♪♪頑張ろな」


「あ、うん………」



なんでもいいのかよ…………
ちょっとショック。





まぁ、でも頑張ろうかな。



小川に言われたんだし。



家に帰ってバトンでも回してみようかなと思った。









吹奏楽部のマーチングは、比較的大丈夫で、あたしも普通にドラムメジャーをすることができた。




マーチングは、まあ大丈夫かな…………???
< 42 / 187 >

この作品をシェア

pagetop