トナリの無口くん
あたしの出る混成リレーは、午後の一番最後にある。
だから、それまでは、あたしのクラスを応援しなきゃ!!!
あたしのクラスは、午前が終わった時点では五位だった。
クラス7クラスしかないのに………
「羽瑠〜〜♪♪行進見てたよ!!かっこよかったねぇ」
一緒にお弁当を食べながら美希が言う。
「まぁね♪♪」
「あ!!自分で言うな!!」
美希に五個あるゼリーをひとつとられた。
「も〜〜〜らいっ♪♪」
「あっ!!まぁ別にいいけど。あたしこんなにゼリーいらないし」
「じゃあボクにもちょ〜〜だいっ♪♪」
気がつけば目の前には小川がいた。
横には、野口も。
お弁当は外で食べるきまりだから、場所でも探してたのかな??
「ってゆうか、高原と泉の横あいてるやんなぁ??ボクらそこで食べていい???」
なぬっ?!!