トナリの無口くん


あたしの出る混成リレーは、午後の一番最後にある。



だから、それまでは、あたしのクラスを応援しなきゃ!!!



あたしのクラスは、午前が終わった時点では五位だった。


クラス7クラスしかないのに………





「羽瑠〜〜♪♪行進見てたよ!!かっこよかったねぇ」

一緒にお弁当を食べながら美希が言う。


「まぁね♪♪」

「あ!!自分で言うな!!」


美希に五個あるゼリーをひとつとられた。


「も〜〜〜らいっ♪♪」

「あっ!!まぁ別にいいけど。あたしこんなにゼリーいらないし」





「じゃあボクにもちょ〜〜だいっ♪♪」


気がつけば目の前には小川がいた。

横には、野口も。


お弁当は外で食べるきまりだから、場所でも探してたのかな??





「ってゆうか、高原と泉の横あいてるやんなぁ??ボクらそこで食べていい???」



なぬっ?!!
< 53 / 187 >

この作品をシェア

pagetop