トナリの無口くん


「それ、どういう根拠??」

「うーん……なんつーか、高原ってボクとなんか似てるし」


それは思ったことがなかった。
でもそれも少し嬉しかった。



「まあ、とにかく野口と仲良くなれたら言ってな♪♪」

小川はチャームポイントの八重歯を見せて笑った。


「あ、うん………」


「話楽しみにしてるでぇ♪♪いつでも言ってなあ♪♪」

そう言って小川は自分の席へ机を動かしていった。





正直、そんなやつと打ち解けるのは難しいと思う。


でも、小川と共通の友人や話題をつくりたい。



あたしは他の女子よりは、小川と仲はいい。ってか、クラスでは一番仲いいと思う。

でも、もっと仲良くなりたいし!!!









…………よーし、決めた!!!




何が何でも野口と仲良くなってみせるから!!!
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