トナリの無口くん


でも小川と野口の会話は、本当に漫才のように、スピーディーに面白おかしく展開していく。



「ヒかれた!!!ぜ〜〜ったいヒかれた!!」

「そんなんわからんやろ???な、高原」


「………え?!」

急に話をふられても〜〜〜



「ほらみろ!!ヒいてるやん!!どないしてくれんねん!!!」

お〜〜〜い、野口くん。

関西弁になってますよ〜〜〜

無口な野口は一体どこに行ったんですか〜??







「野口って家でスティッチの着ぐるみ着てんねんで〜〜〜」

「ウソやん!!」

あたしは野口の方を見た。



「ウソに決まってるやろ〜〜!!着ぐるみなんか着るかぁ!!」


野口は小川の頭をグーで殴る。

クリーンヒット。





「痛ったいなぁ〜〜〜野口〜〜〜こうしてやる!!!」


小川は野口をこそばしだした。




野口はジタバタしている。
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