トナリの無口くん


鍵を開けた。

無言のまま教室に入る二人。


気まず〜〜〜……





「……野口、いつも早いの???」

話を作らなかったら気まずすぎるので、話し掛けた。




「いや。……今日は、たまたま」

違うんだ。


「じゃあなんで早く来たの???」

野口はしばらく黙っていた。



「………早く起きちまったんだよ」

窓の外を見る野口。




そっけないやつ………




ホントの野口を見せてくれるのは、いつなんだろう………???




やっぱり、すぐには変わらないかなぁ……???
< 79 / 187 >

この作品をシェア

pagetop