トナリの無口くん
鍵を開けた。
無言のまま教室に入る二人。
気まず〜〜〜……
「……野口、いつも早いの???」
話を作らなかったら気まずすぎるので、話し掛けた。
「いや。……今日は、たまたま」
違うんだ。
「じゃあなんで早く来たの???」
野口はしばらく黙っていた。
「………早く起きちまったんだよ」
窓の外を見る野口。
そっけないやつ………
ホントの野口を見せてくれるのは、いつなんだろう………???
やっぱり、すぐには変わらないかなぁ……???