トナリの無口くん
05:友達

関係ねぇ??





「だぁ〜〜〜!!!!オレ日直やったかぁ〜〜〜!!!」


扉の方からいきなり大きな声がした。



「あぁ〜〜やっちまった〜〜〜」

なぜかその人は床にペタンと膝をついた。



すると小川がその人に近づいた。




「そーゆーときは、『下手こいた〜』って言うねんで♪♪♪『こじまよしお』くん!!」


小川が八重歯を見せて笑うと、『こじまよしお』は小川をキッとにらんだ。





「オレはこじまよしおじゃね〜〜!!!おじまよしおだぁ!!!おじま!!!」


あぁ………
あたしこいつと日直か。


こいつは、小島と書いて「おじま」と読む、小島嘉雄というやつだ。

やたらとうるさい。

小島よしおみたいに賢くないし。

小島よしおに失礼だと思う。




すると小川が小島に向かって手拍子をし出した。


「こじまじゃなくて、おじまだよ!!でもそんなの関係ねぇ!!ハイ!!!」

小川は小島に手のひらをむけた。



「オッパッピー♪♪ってやらすなぁっ!!!」

小島は小川に殴りかかった。

小川は全部かわす。


「太平洋に平和をやで〜〜!!言うてる奴が殴りかかったらあかんやろ!!」



ああ………

またここでも漫才が…………
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