鳳龍~伝説の少女~
そう聞こえた・・・。







そっと琉李に軽く首に腕を巻かれた事で現実なんだって思わされた。







琉李がこんな事思っているなんて考えた事もなかったから驚く事しか出来なかった。







正直こんな風に思われていたなんて嬉しい・・・けど、その反面複雑な気持ちになった。







琉李は昔っから弟みたいな存在で、家族そのものって感じだ。






だから、今さら琉李を1人の男として好きになる事はないと思う。






でも、絶対に琉李を1人になんかさせない・・・それだけは言える。






また、前を見直してゆっくりと倉庫へと向かう。






あたしに気付いた面子の一部は慌ててあたしの方へ駆けつける。







面「千紘さん、琉李は俺が運びます!」







面「じゃぁ俺は、バイク片付けます!」

< 163 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop