鳳龍~伝説の少女~
仁の目線に屈んだあたしの腰を仁が掴み自分のところに引き寄せる。







自然に仁の膝へと乗っかり、ゆっくりと仁に抱きついた。







それに応えるように仁も腕の力を強めた。







仁「愛してる・・・ぜってぇ幸せになろうな」







千「うん。いつか明るい家庭を築けるといいね」







仁「あぁ」







いつかきっと翔とは叶えられなかった未来の家庭を仁と築けたらいいなって思う。







それにあたしには、翔との約束を果たさなければならない。







その約束が叶うのはもっと先の話しの事・・・。







仁に抱きついているとなんだか安心して眠くなってきた。
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