鳳龍～伝説の少女～

母「あたしも賛成よ。２人が決めた道なんだから反対はしないわ。千紘ちゃん、もし仁の不満がある時はあたしに相談してね」






千「はい」






仁の両親も兄弟たちもあたしたちの結婚を認めてくれてホントに嬉しかった。






父「千紘ちゃん、仁はまだ親に反抗するようなガキだけど千紘ちゃんがいつも仁の事を一番に思ってくれると嬉しいよ」






千「はい」






母「そうね・・・千紘ちゃん、ホントに仁を婿にもらってくれてありがとね」






千「いえ・・・あたしの方が仁に感謝してるんです」






母「えっ？」






千「だって仁と出会った頃のあたしは、無愛想で笑顔なんか１つも見せない。ずっと仁たちの事を避けてそんなあたしが今の自分になれたのも仁のおかげなんです。仁は、誰よりもあたしの事を考えてくれて正面から気持ちをぶつけてくれる。そんな仁があたしは大好きなんです」






母「ふふ、仁良かったわね。千紘ちゃんがお嫁さんで」






待って・・・言った後に思ったんだけどあたし今恥ずかしい事をサラッと言っちゃったよね？どうしよう・・・ちょー恥ずかしいよ。