鳳龍~伝説の少女~
千「えっ?」






顔を確認したら、仁のお父さんだった。






父「千紘ちゃん、俺が仁の所までエスコートするよ」






千「あっ、はい」






お父さんは満面の笑みで笑っててあたしの為にやってくれてるんだって分かる。






そんな事を考えていたら、扉が開き音楽が流れ始めた。






父「千紘ちゃん、行くよ」






千「はい」






あたしたちはゆっくりと仁に近付いた。






客席には面子たちや仁の家族が勢ぞろいしていて、なんだか恥ずかしかった。






父「仁、後は頼んだぞ」






仁「あぁ」






お父さんから仁へとあたしが移り、仁の隣に立つ。
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