鳳龍~伝説の少女~
離れる間際に仁があたしの耳元で小さく囁いた。






仁「すんげぇーきれいだ。マジで愛してる」






千「・・・ん」






あまりの恥ずかしさにそんな返事しか返せなかった。






ホント仁はずるいよ・・・。






どんなにあたしを怒らすような事を言ったとしても、仁の一言ですぐに許してしまう。






そんなあたしは、ただ単純なのかもしれない。






結婚式は色んな事があって、終わるのは夕方になっていた。






これから後輩たちは集まったついでに飲み会を開くらしい。






あたしも誘われて行きたかったのに仁が勝手に断っていた。






千「仁、あたし行きたいんだけど」






仁「ダメだ」

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