鳳龍~伝説の少女~
そう光輝が言った後、皆は私に視線を移す。








仁「何で泣いてる?」








少し低い声で仁が聞いてくる。








私にもこの涙の理由が分かんないのに説明なんて出来ないよ。








仁「黙ってるだけじゃ分かんねぇーよ」








千「ッ私だって分かんないよ!もう、ほっといてッ!!」








もう何が何だか分かんなくてイライラをぶつけてしまった。








本当ならこんな事言われたら気分を悪くするはずなのに、仁はほっとかなかった。







仁は、私の後を追って来るもんだから無理にでも笑って「さっきはごめん。もう、大丈夫だから」って言った。
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