鳳龍～伝説の少女～

女リ「ちょっと、あんた来てくれる？」







そう言った女の子は、多分この中のリーダーだろう。







その子が顎で合図をすると、２人の女の子が私の腕を掴んだ。







抵抗する気にもならずただ黙って付いて行く。







着いた場所は、いかにも人気のない体育館の裏だった。







着くとすぐに、私の腕を掴んでいた女の子達がおもいっきり私を壁に突き飛ばした。







背中には鈍い痛みが走り、自然と顔が歪む。







女リ「いいきみよね。あんたなんかが白獣の皆に近付いていいと思ってんの？」







千「はっ！？別に私から近付いて行ってないから！」







女リ「何それ、仁さん達があんたに近付いてるって言いたいわけ？ふざけないで！」