鳳龍～伝説の少女～

光輝は一旦口を閉ざし仁に視線を送る。






その視線に気付いた仁は、続きを語り始めた。






仁「はんぱねぇー強さだった。素手でケンカしてんのに動きに無駄がなく通り名通り目は冷たく舞うようにケンカしてた。俺等が負けた時あいつに言われた。’自分を見失ったらそこで終わりだ。無駄なケンカなんかして、そんな事で１番になっても最後に残るもんはなんだ？空虚感だけだろ？こんなに力持ってるんだから、大切な何かを守る時だけに戦え。最後まで大切なもんを守り抜ける奴こそしんの強いさだ’ってな。ホント参ったよ。マジで何もかも見透かされてる感じだった」






千「そっか・・・」






仁「あぁ、けど奴は消えた。１年前に・・・鳳龍は情報とか流れないように頑丈にされてるから何で消えたかは知ねぇー」






千「えっ、じゃ～何で消えたって知ってるの？」






仁「それは、直接会いに行ったからだ」






千「倉庫に行ったって事？」






仁「あぁ、けどそこには幹部や面子の奴等しかいなくて副に聞いたんだよ。そしたら、そいつも知んなくてチーム動かして毎日探してるって言ってた」






千「・・・みんな元気にしてた？」