鳳龍~伝説の少女~
千「取り敢えず部屋に来て」






そう言ったものの真実を打ち明ける勇気などなかった。






部屋に行くまでどうしようか迷っていた。






その答えが見つかるわけもなく、部屋に着いた。






部屋の中にはあたしと壱夜、仁達5人がいた。






それぞれ適当にソファーに座ると一向に口を開こうとしない。






みんなあたしが口を開くのを待ってるのは分かる。






けど、どう伝えたらいいのか分からない。






ましてや、舞冷に憧れてると言った仁達に本当の事をすべて言ってしまえばきっと軽蔑されるかもしれない。






そんな恐怖で口が開かない。






一度顔を上げてみんなを見渡してみると全員があたしに視線を向けていた。
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