case of mistaken identity
その言葉と共に差し出されたのは一丁のゴツい拳銃だった。


「えっこれっ…」

「初代が使用していたものです」



いやいや、

銃刀法違反とかは…?




「基本は空砲よ」


後ろからリリーの声がする。



「でも、空砲でどうやって…」




言い募る俺の手に無理矢理それを持たせる。

その瞬間、銃を持ったまま固まった俺の耳元で一言残し、マスターは俺の後ろ、リリー達の所へと歩いて行った。




























   "お手並み拝見"





































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