珍・三匹のこぶた
珍・三匹のこぶた 前編

一人暮らし

ココは、三匹のコブタたちが両親と住んでいる家である。

ちなみに父親は、この時出張で家にいない。

この三匹のコブタたちはいつもケンカばかりしていた。


長男ブタ:その唐揚げはオレんだっ!!

次男ブタ:兄ちゃんはさっき食べたじゃないのよ。コレはあちしのよっ!!

次男ブタはオカマである。


三男ブタ:待って下さい。唐揚げは最初12個あった。コレを論理的かつ推理的に考えると、1人につき3個。お兄ちゃんたちは、すでに3個食べてるからコレは僕が食べるんです。


メガネの端をクイっと右手であげた三男ブタが言う


次男ブタ:な〜にが論理的かつ推理的によっ!!単純なわり算じゃないのさっ!!

長男ブタ:お前らお兄ちゃんに譲ろうと言う気はねぇのかっ!!このブタどもがっ!!

三男ブタ:あなたもブタでしょうコレは僕の分ですっ!!というか、お兄ちゃんたちは少しダイエットしたら!?

長男ブタ:お前が言うなっ!!

次男ブタ:アホかっ!!ブタの人生にダイエットと言う言葉はないわっ!!

母親ブタ:ちょっといいかげんにしなさいっ!!そんなにケンカするんなら、ママが食べますっ!!パクっ・・・あああ・・・この口の中に広がる肉汁・・・

三男ブタ:あ、僕の唐揚げが・・・(しくしく)

長男ブタ:というか、あんた、自分が食べたかっただけだろ

母親ブタ:ママに向かってあんたとは何ですかっ!!


こんな感じで毎日を過ごしていたのだった。
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