珍・三匹のこぶた
狼男:ふふふふ・・・さぁ、子ブタちゃん・・・オレの腹の中にいらっしゃ〜いっ!!

狼:がるるっ!!

狼男:なに!?ブタがいない!?そんなバカな・・・


ブロロロロォォォ・・・

狼男が家の中を通して、裏手を見る。


狼男:あれは大型バイクかっ!!長男ブタめっ!!いつの間にあんな物を・・・追えっ!!追うんだっ!!

狼:がるる・・・


そう。長男ブタは、家を安く済ませた代わりに高いバイクを勝ったのだ。

狼たちが後を追っていき、元ワラの家には狼男が一人残っている。


狼男:おのれっ!!まさかバイクを隠しもっていたとはっ!!


ガンっ!!狼男が家を支えている骨組みの細い木を拳で叩く。

ミシミシ・・・


狼男:え!?ミシミシ!?


ボキっ!!さっきの衝撃で家を支えていた細い木が折れ、骨組みだけだが、屋根が落ちて家が崩壊する

ドゴゴゴオォォォォ・・・


狼男:うわああぁぁぁぁぁ


場面変わって、ココは次男ブタの住む木の枝の家。

狼たちは長男ブタのバイクを追って、ココに行き着いたのだ。

家の中では・・・


次男ブタ:どうしたの!?急に家に飛び込んで来て・・・

長男ブタ:お、狼男だ・・・手下の狼を5匹つれている・・・

次男ブタ:え!?なに!?あんた狼男連れてきたの!?なにしてんのよ〜

長男ブタ:仕方ねぇだろ。オレの家は、大型扇風機で吹き飛ばされたんだ。
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